一日中光が満ちる中庭を囲むスクエアなフォルムの家

DESIGN

一日中光が満ちる中庭を囲むスクエアなフォルムの家

NOV.30.2021

スクエア形の建物をコンクリートのフレームが直線で囲んでいます。中に進むと、プライバシーを確保しながらもとびきり開放的な空間が広がります。中庭からは、家中にさわやかな光と風が導かれ、また、室内からは、中庭越しに視線の届く範囲はすべてK様の家という、豊かさと広がりを感じる住まいをご紹介します。

ミュージアムのようにスタイリッシュな外観デザイン

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著名な建築家のコンクリートの打ちっぱなしの建物が好みだったK様。RC造は採用しませんでしたが、RCの持つシンプルでクールな雰囲気は出したいと、「外からは家の中の気配を感じさせない、ミュージアムのようなスクエア形にしたい」と希望されました。とくに屋根が見えないようにと建築士に伝え、完成したのは存在感のあるスタイリッシュな外観デザインになっています。エントランスもモノトーンの世界観を生かし、玄関から中庭へとつながっています。

中庭とつながる開放感。ゆったりとした時間が流れるLDK

ゆったりとした時間が流れるリビング、そしてダイニングキッチン。そのどこからも光溢れる中庭を大きな大開口から眺められます。床はウォールナットのフローリング、その床のウォールナットの色に合わせて、天井のレッドシダーに色をのせ調和させました。壁はアクセントに素材感も色も表情も違う“グレー”のタイルをご夫妻でセレクト。「家全体を考えて一度に選んだわけではなくて、各部屋に合うタイルを何度もショールームに通い選んでいったのですが、気がついたらどの部屋もグレイッシュなタイルばかりでした」と笑顔の奥様。それらが洗練されたK様邸の世界に美しく響き合っています。

こもり感のあるプライベートジム

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ご夫妻で多忙な日々を過ごすお二人は、家にトレーニングルームも設けられています。壁から天井にレッドシダーを大きなカーブに合わせて貼り、こもり感を演出しました。ランニングマシンで走った後は、大きなバスタブとレインシャワーでリラックス。

朝も夜も心を癒してくれる中庭の景観

「中庭は欲しいが、忙しいので庭の手入れまでは難しいと思う」と、中庭に植栽はいらないと語っていたK様。その意向を理解した上で、中庭の景観を考えた外構担当者が提案したのが、水やりが必要ない自動散水システムの導入、そして夜も楽しめるように考えた照明の設えでした。説明を聞いたご夫妻は、それなら大丈夫だろうと、担当者とともに山へ足を運びシンボルツリーにジューンベリーを選択。とくにご夫妻を喜ばせたのは、植えたジューンベリーが、花も実も楽しめ、季節の移ろいを感じさせてくれるところ。朝も夜も、中庭を眺めているだけで癒されるそう。

思い描いたのは、コンクリートのクールな空気感

K様ご夫妻は、家づくりのなかで建築士からも担当者からも「それはできません」という否定的な言葉を聞いたことがなかったといいます。ひとつの例が、RC造の建物が好みだったK様の「室内のどこかに、コンクリートのシャープな空気感を取り入れたい」というご希望。そこで建築士はリビングの壁に通常はビルの施工などに使用する大判のタイルを提案。コンクリートのラフな雰囲気、そして、そのダイナミックなタイルの質感と黒のアイアン製の手すりがシンクロし、力強く潔い印象に。理想に近い仕上がりにK様は、とても満足なご様子でした。

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