ギャップを楽しむ、<br>モダンにしつらえた京都の町家暮らし。

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ギャップを楽しむ、
モダンにしつらえた京都の町家暮らし。

NOV.17.2016

今回ご紹介するのは、京都の市街地に暮らすIさん一家の住まい。明治期に建てられたという築120年の建物は、間口6メートル、奥行きは25メートルもある伝統的な町家造りだ。景観条例の厳しい京都にあって「京町家の伝統的な佇まいを残しつつ、自分たち好みの現代的なしつらいを叶える」というのがIさんの建て替えコンセプトだった。

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「ミニマルで現代的なイタリアン・モダンのデザインが好きなんです。有機的な素材感と無機質な質感をミックスしたような。自宅ということもあり、そうしたモダンな内装の中に使い勝手のいい動線や収納、日当たりなど、快適な暮らしのための諸条件をクリアしてほしいとリクエストしました」

Iさんが気に入っているのは三井ホームならではの「健康空調システム」だという。全館を快適な温度、湿度に保つこのシステムこそ、Iさんが三井ホームでの建て替えを決めた理由の一つだそう。

「実は、三井ホームのデザインはヨーロピアンなテイストで、私たちが好むミニマム・モダンなスタイルとは合致しないかなって思っていたんです。でも、モデルハウスで体験したこの空調システムが思った以上に快適で、ぜひこのシステムを我が家にも取り入れたいと思ったんです」

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「三井ホームらしくない家を」、そうオーダーして完成したのは、2階に天井高5メートルのリビングを備えた「モダン町家」である。来客用の玄関とは別に設けた勝手口からの生活動線、壁面の一部のように馴染ませた、作り付けの大容量の収納、日差しをふんだんに取り入れるために総ガラス張りにした1階の廊下など、Iさんが希望した「モダン+快適」をかなえた造りになっている。

「1階のメインエントランスには、外装材と同じ材を使ってもらい、外と中の一体感を演出してもらいました。黒い壁、白い床に効かせたシューズクロークの深紅も気に入っています。2階のリビングに黄色のすりガラスを入れてもらったり、トイレにピンクを使ってもらったり、家のあちこちにさし色のアクセントが施されているんですよ」

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当初、懸念していたデザイン面も「設計士とインテリアコーディネーターが、今までにない斬新なデザインを提案してくれた」とIさん。この建て替えで、「家造りにおいてはトータルコーディネートこそが重要」と実感したとか。建て替えや新築を考えている人に向けて、こんなアドバイスをいただいた。

「例えば施主がリビングルームの設えの具体的なイメージを持っていたとしても、キッチンやダイニングからの動線や空間全体の見え方までは考えていないことが多いんですね。大切なのは、設計士とインテリアコーディネーターにタッグを組んでもらい、空間からディテールまでをトータルで考えてもらうこと。もし私がこれから家を建てるなら、スタッフのチームワークの良さを重視すると思います。そのコンビが過去に手がけた家を見せてもらうのもいいでしょう。そしてもっとも大切なのは、素人が口を出しすぎないこと。たくさんのやり取りを経てこのチームは信頼できると思ったら、お任せするという勇気を持つことも大切ですよ」

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伝統と革新、斬新さと快適。どちらを両立した自宅は、設計士、インテリアコーディネーター、営業の素晴らしいチームワークがあってこそ、とIさん。満足度100パーセントの建て替えとなったようだ。

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