ART OF LIVING 愛される佇まい

DESIGN

ART OF LIVING 愛される佇まい

JUN. 7.2016

美しいアートのようなくらしのヒントをご紹介している「ART OF LIVING」。「サロンのある上質なくらし」「エフォートレスなおもてなし」に続き、最終話となる今回は、人々に愛される佇まいについてお話します。この春、三井ホームから誕生した新商品「VENCE(ヴァンス)」は、南フランスの街「ヴァンス」に因んで名付けられました。大きく開かれたベイウインドウと青いオーニングの美しい外観、白とアーチが織りなすヨーロッパテイストあふれるインテリア空間。そこには人と街との幸せな結びつきの架け橋となるヒントがあるのです。

人と街が育み合った美の結晶

紺碧の海岸コート・ダジュール、南仏ニースを臨む峠の中腹にひっそりと佇み、中世の面影を色濃く残す歴史の街ヴァンス。「紺碧(アズール)と芸術の街」と呼ばれ、ピカソをはじめとする数多くの感性豊かな芸術家たちが、おだやかで美しい時間の流れるこの街に魅入られ、人生のひとときを過ごしました。

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色彩の魔術師と呼ばれた画家マティスは、この地を深く愛し、自ら礼拝堂を設計し建立、それが今ヴァンスの名所ともなっています。また、この地の光に魅せられた画家シャガールは晩年ここを安住の地と定め、サンポール・ド・ヴァンスの美しい景観にいだかれた墓地に眠っています。昔も今も、感性豊かな芸術家たちがこの地の美しさに惹かれ、集い、それによって醸し出される佇まいがヴァンスの美しさと魅力をさらに昇華させているのです。

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街が人を魅了すると同時に、その地に魅せられた人々が住み継ぐことによってその街の魅力がさらに醸成されていく。住む人々の美意識がその地に宿り、長い時間をかけて人と街との物語が紡がれていった結果こそが、この小さな街が世界中の人が憧れる「街」になった所以でもあるのです。

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響き合う「家の外観」と「街の景観」

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私たちの生活の中で、そんな人と街との親密なつながりを生む仲人とは何でしょうか? そう、その重要な役割を担うのが家の外観。住む人の個性までが語られるような上質な家は、街の景観と美しく響き合い、街の人々に愛される風情を醸します。

幼い頃、たくさんの薔薇に囲まれた美しい家の佇まいに見とれ、どんな素敵な方が暮らしているのだろうと想いを巡らせたことはありませんか?手入れの行き届いたお庭を飾る四季折々の花々や、カフェやブティックのようなお洒落なオーニング。街の景観を立体的に切り取り、その街の光と風を優しく運ぶ外に大きく張り出したベイウインドウ。美しい外観は、季節ごと、時間ごとの表情で、前を通る人の心までほんのりと色づかせていく。その街を流れる優しい空気に包まれながら、ずっと引き継がれていく家と、それをとりまく景観は、家の主と街がともに手掛ける芸術へと高まっていくのです。

VENCEの詳しい情報はこちらでご覧いただけます

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