室内に潤いをもたらすグリーンアイデア

DESIGN

室内に潤いをもたらすグリーンアイデア

OCT. 1.2021

ステイホームが日常化され、仕事や遊びやヘルスケアなど、今まで自宅以外で行われていたことのほとんどが家の中に入ってきています。そんな“おうち時間” のあらゆるシーンで、さりげなく心を癒してくれるのが植物の存在です。陽光を受けて鮮やかさを増す緑、床に落ちる光と影。そうした情景は暮らしに心地よさをもたらしてくれます。また、空間ごとに上手にグリーンを飾ることで、インテリアもより一層魅力的なものになります。そこで、どこにどんな植物を、どんな鉢で配置すれば空間として効果的か。そのポイントやアイデアを部屋ごとにご紹介しましょう。

吹き抜け空間には、背の高い植物で木陰と潤いを

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南向きの吹き抜けが広がるダイニング。背の高いエバーフレッシュの鉢を置くことで、日差しを受け止めた葉の鮮やかな緑が、室内全体に明るい印象を与えます。鉢も大きな物が必要ですので、マルチング(土隠し)にウッドチップやヤシファイバーを用いるほか、根元にアイビーやポリシャスなどの小さな鉢を添え置くのも素敵です。食卓やキッチンカウンターには小ぶりの鉢を配置。自然と目が引きつけられます。

直線の多い室内を植物の曲線でソフトに

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建築は水平垂直が基本。室内も直線が多くなりますので、コーナーなどにソフトな曲線を描く植物を置くと、雰囲気もグッと柔らかなものに。写真の例では、リビングには幹のカーブが楽しいツピダンサス、畳スペースの床の間には和洋にマッチするアマゾンオリーブ、趣味を楽しむカウンターには葉の形状がユニークなビガクシダ(コウモリラン)などをチョイス。インテリアのアクセントにもなっています。

目の高さに緑を配して潤いを身近に

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家事室では、着席時の目の高さに合わせてグリーンを配置しました。勝手口のそばに置いたフィロデンドロン・インペリアルレッドは、明るい緑色の大きな葉と鮮やかな赤の新芽が印象的。カウンターの奥のフレボディウム・ブルースターは、株の中心から羽のように広がる葉のフォルムが特徴。手前には、独創的な専用スタンドを用いたエアープランツが軽やかに。個性ある植物を選んで、家事の時間を楽しく演出しましょう。

水回りを小さな鉢でさわやかに彩る

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水回りは作業を伴う小物類で雑然としがちなので、小型の鉢を飾ってさわやかに演出しましょう。写真の例では、視線の集まるコンロとシンクの間に高さのあるセロームを配置しました。葉が大きく、南国ムードがほんのりと漂います。その傍らやコーナー部分にも陶器の鉢を置いて、清潔感のある空間に。キッチンのバックセットの上には、つる性で横に広がるシッサス・エレンダニカなどの鉢を置くことで壁面のコンセントもさりげなく隠せます。洗面室では、葉の美しいシンゴニウムと、つる性で肉厚の葉に特徴のあるホヤをアレンジ。マグカップのような鉢なので、洗面の妨げになることもありません。

水やりで失敗しない、底面給水鉢やエアプランツも上手に活用

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植物のケアのポイントとなるのが水やり。渇きすぎると枯れるし、水をやりすぎると根が腐る原因に。その加減は植物の種類や鉢を置く場所によっても変わります。そこで、最近人気なのが底面給水鉢。底に水を溜めていく部分と植物を入れる部分を重ね合わせる二重構造になっていて、植物は根から必要な分だけ水を吸い上げる仕組み。定期的に水をつぎ足すだけで健やかに保てます。また、土が不要の上、水やりも霧吹きでOK のエアープランツはインテリア感覚でどこにでも飾れるのが魅力。専用の鉢やスタンドなども豊富ですので、お気に入りを見つけて楽しんでみてはいかがでしょう。

協力:(株)北本グリーンセンター

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