子育ての場としての「家」

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子育ての場としての「家」

JAN.24.2017

お子様のいるご家庭にとって、「家」は健やかな体と心を育む教育の場でもあります。どんな親子関係を築き、どんな大人に育って欲しいのか?理想の子育てを叶えるための、家づくりを考えてみましょう。

家のカタチ、子育てのカタチ

住まいは子どもの教育と深く関わるもの。例えば、欧米に根付いている“幼いうちから親子の寝室を別にする”という習慣は、「個人」の確立を重視する文化のなかで生まれたものと言われています。一方で家族が共有する時間を多く持つための工夫として、子どもたちが遊んだり、勉強したりする空間は、リビングやダイニングなど家族の共有スペースに設定されている家が多いようです。このように、親子関係の築き方や教育方針によって、あるべき家の間取りも大きく変わってくるのです。

階段で空間を繋げる

「何でも話せる親子関係を築くため」「心や体のささいな変化にも敏感に気づけるように」「家事の様子を見せたり手伝わせることで、基本的な“生活力”を早いうちから身につけさせたい」など。子育てにおいて、親子一緒の時間を増やしたいと考える方は多いでしょう。そこで大切なのは、自然と親子・家族が繋がる動線をつくることです。

中でも階段はとても重要。階段は通常、空間を上下に分断するもので、親子の時間もそこでセパレートされてしまうことに。例えば玄関から直接行き来できるような階段だと、家族同士の動線や別フロアの様子がわかりにくく、独立性が高まります。

しかし、この階段を活用し空間の繋がりを実現させるのが「スキップフロア」という発想です。空間を壁で仕切ることをせず、階段によって床の高さを変えて各スペースの機能を分けながら1つの空間としての繋がりを持つことができます。ママはキッチンに、お子様はプレイルームになど、別のフロアにいても完全に分断されることなく時間を共有することができるので、より多くの時間を共有したいと考える子育て家族にぴったりです。

自然と集まる共有スペースをつくる

SONOMA http://www.mitsuihome.co.jp/home/product/sonoma/

また、お子様は勉強、ママ・パパはお仕事など、「個人」の時間となるような作業も家族の共有空間内のスペースで行えると、一緒に過ごせる時間が増えますね。例えば、ダイニングスペースを単に食事を楽しむ場としてだけではなく、宿題をしたり読書をしたりできるような居心地のよい空間に設えることで自然と家族が集まり、同じ空間で時間を過ごすことができます。

また、吹き抜けの家なら、2階の開放的なホール部分をスタディーコーナーとして活用することもできます。部屋を繋ぎ家族の動線となるスペースで、お子様が宿題をしたり、家族のパソコンを置いたりして、家族の気配を感じながら作業することができます。

遊び心を育むインテリア

お子様がメインとなるスペースでは、インテリアに遊び心を加えて、毎日ワクワク楽しめるような工夫も。壁紙をアレンジして、お花畑のようなしつらえにしたり、ドアには王子様をトールペイントで施したり。まるで童話のような世界が広がり、お子様のイマジネーションも広がりそうですね。

また、カラフルなインテリアで明るく健康的な雰囲気を演出してみるのもいいでしょう。お子様も毎日のびのびと活発に遊び・学ぶことができそうですね。

ご家庭によって異なる子育てのカタチ。子育て中のみなさんも、これから子育てを考えているみなさんも、ご自身の理想や方針に合わせて、住まいのカタチを考えてみてはいかがでしょうか?

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