アロマバスのススメ

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アロマバスのススメ

FEB.28.2018

〜「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立できるエアリーな暮らしのコツ〜

寒さ厳しい季節。免疫が落ちて、風邪をひかれる方も多いと思います。こんな時こそバスタイムをアロマで充実させてみませんか?自律神経のバランスを整えてくれるアロマバスが、寒さでぎゅっと縮こまった心と体をふんわりあたたかくほぐしてくれます。

「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立させる「THE AIRY LIFE」。今回は、おもてなしの達人、アロマ調香デザイナーの斎藤智子さんに、アロマバスの秘訣を教えていただきます。

アロマバスでリラクゼーションがパワーアップ

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私たちの健康を維持するうえでとても大切な自律神経。昼間や体の活動時に活発になる交感神経と、夜間や体の安静時に活発になる副交感神経から成り、この2つがバランスよく働くことで人間が生命を保つための欠かせない役割を担っています。また、血のめぐりと密接な関係があり、自律神経を整えることが健康維持の重要な鍵ともなるのです。

まず、血行を良くする代表的な方法としてあげられるのが「入浴」。身体を温め血行を良くする温熱効果、水圧により血液の循環を促進する水圧効果、そして、浮力によって筋肉や関節の緊張を和らげる浮力効果の3つが連動して効果を発揮します。さらに、その効果をより高めるために副交感神経を優位にするアロマバスがとてもおすすめ。お好みのアロマオイルを数滴たらすだけで素敵なバスタイムがはじまります。アロマセラピーで使う精油の成分は、分子量がとても小さく、皮膚になじみやすい親油性の性質を持っています。そのため、アロマバスでその芳香成分を皮膚から取り入れ、同時に、鼻から香りを吸引することで様々な薬理成分が肺へ到達し全身へ送り届けられるのです。まさにアロマバスは入浴によるリラクゼーション効果を簡単にパワーアップする秘密兵器なのです。

アロマバス、3つのおすすめ入浴法

●ぬるめのお湯で

38度くらいのぬるめのお湯に浸かりましょう。血管が広がり全身の血液循環が促進されます。

●ゆったりと

ゆったりとお湯に浸かることで副交感神経が活発になり、よりリラックス効果が高まります。さらに入浴後の良質な睡眠に繋がります。

●目的にあった精油を選んで

選ぶ精油によって心身への作用が異なります。

・入浴後ゆっくり深く眠りたいとき→ ラベンダー、スイートマジョラム、オレンジスイート、ローズ、ジャスミン、ゼラニウム

・免疫を上げたい時やリフレッシュしたいとき→ ティートリー、グレープフルーツ、オレンジスイート、ペパーミント

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さらに効果を上げるには、アロマオイルを使ったバスソルトがおすすめ。岩塩(ヒマラヤソフトなどの天然塩)30gに対して、精油4〜5滴ほど(柑橘類は少し刺激が強いので、少なめに)を入れて、よく混ぜてからお風呂に入れます。ローズやラベンダーなどのドライハーブを入れれば、見た目もフォトジェニックに。

心までもあたたまる素敵なバスタイムをお楽しみください。

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「THE AIRY LIFE」の達人
齋藤智子 TOMOKO SAITO

一般社団法人プラスアロマ協会代表理事、アロマ調香デザイナー atelier S.代表、コラムニスト。「本物の薫りだけが人の心を動かす」をテーマに天然精油で調香を行い、創作した薫りは5000種以上。調香のプロを育成する傍ら、国内外でアロマ空間プロデュースやオリジナルの薫りづくりを手掛ける。2017年のミラノサローネでは、Milano Design Award 受賞展示の調香を担当し好評を博した。


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