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日々の暮らしが豊かになる家づくり

INTERIOR

日々の暮らしが豊かになる家づくり

FEB.14.2018

日々の暮らしが豊かになる、子どもの感性を育む家づくりのセオリーを一級建築士の加藤栄蔵さんに語っていただくシリーズ。2回目は、ダイニングキッチンや2階のプライベートスペースについてご紹介いたします。

キッチンを中心にした造りで、家族に目が行き届く

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子育て世代のキッチンは司令塔というべき場所、家族がどこにいても気配を感じられるように家の中心になっているのが理想ですね。また、モノ作りでは“コト作り”が大切です。たとえば、この写真のようなアイランドカウンターは見た目もオブジェのようで素敵ですし、周りを回遊できるので、ご夫婦で料理をしたり、ホームパーティーを開き、お客様も交えて過ごしたり、将来的にはお子さんと一緒に料理を楽しんだりと、楽しみ方のバリエーションが多彩、言い換えると多くのコトが生まれています。コトが生まれるモノ作りの良い例ともいえますね。

また、子どもは「親の言うことを聞かなくても、親のやることは真似る」。そんな習性があります。オープンキッチンで親の調理風景を見ることで多くのことを学んでいるに違いありません。

食べる時間を大切に

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「食育」という言葉があるように子育てにおいては、食生活は非常に大切です。

また、家族にとっては“食の時間”というものがとても大切です。

子どもが大きくなるにつれて家族全員で食卓を囲む機会は少しずつ減っていきますが、だからこそ、一緒にいられる食の時間は貴重な家族の時間でもあります。朝日を感じながらの朝食、庭を見ながらの夕食、お気に入りのインテリアデザインやテーブルや椅子など、ちょっとした工夫で家族での日常の“食の時間”が素敵になるダイニングだといいですね。この家では、恵まれた自然を感じながら、キッチンと一体化した広がりのあるダイニングで、食を楽しむことができます。

隠さずに見えるところに並べられた食器も楽しみのひとつですね。

2階にも家族がくつろいで過ごせる空間を

家づくりで南向きに子ども部屋が設けられない際、子ども部屋が北向きだと暗いから心配、と話題に出ますが、実は子ども部屋は北向きもおすすめです。

よく南側がよいのではと考えられるようですが、北側のほうが、差し込む光が安定しており光と影のコントラストができにくく、物事に集中できるのです。そして人間の体内時計は朝日で調整していますので可能であれば東側の窓から朝日が入るのが理想的です。

この家は、北向きの子ども部屋で東側に窓を設けています。2人のお子さんの成長に合わせて家も変化できるように、当初は大きな部屋にして将来2つに仕切れる設計にしています。また、限られた大きさでも広がりを感じられるように、屋根の勾配を生かした高い天井にしています。

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ご主人の希望でつくったライブラリールームは、壁に向かって机が並べられ、将来に家族4人が並んで、仕事や勉強ができるような空間です。本棚を作り付け、壁も落ち着いた色合いに塗って、集中できる環境を整えました。

本棚の一部はお子さん専用の棚にしてみるのも良いと思います。お子さんが好きに使うことで、お子さんがどんな本に興味があるかがわかる、といわれています。

また、さりげなくその本棚に子どもに読ませたい本を置いておくと、新しい物好きの子どもは手にとって読んでくれるかもしれません。

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ライブラリールームと寝室からフラットにつながっているのが、広々としたウッドデッキのバルコニー。家族だけの、もうひとつのプライベートリビングというイメージです。一角にはカフェ風カウンターも設置し、気持ちよくお茶を飲んだり、勉強したり、時には昼寝をしたりと、さまざまな過ごし方が可能です。季節によっては、家族揃って近くの川辺で上がる花火や、お月見を楽しむことも。

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寝室は、目覚めてすぐ、窓の向こうにバルコニー越しの風景が見えるように設計されているので、リゾートのような開放感があります。寝室は寝るだけの部屋なので特に拘りはありません、と言われることも多いのですが、人生の3分の1は寝ているといわれていますのでぜひお気に入りの部屋にして頂きたいですね。室内窓からは吹き抜けのリビングも望め、1階と2階で家族間のコミュニケーションもとりやすくなっています。

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私は「想い×時間=愛着」だと感じています。お会いしてから家が完成するまで、いろいろな話をしながら、時間をかけてお客様の想いを形にしてまいります。丁寧な家づくりの時間があることで愛着を持って新居を迎えることができますし、新居での暮らし(時間)がさらに愛着を増やしてくれると思います。人は愛着のあるものを大切にしますよね? 愛着のある家、そんな家で暮らす家族、成長する子どもは、ほかの何にも代えがたいものを得ることができると思うのです。

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一級建築士 加藤栄蔵

プロフィール

1974年 東京都出身
法政大学工学部建築学科卒
建設会社を経て
1999年 ATELIER ARCHITECH入社
現在に至る

HOUSEOFTHEYEAR
2006 専用住宅部門 入選
2009 専用住宅部門 優秀賞
2013 環境設計部門 優秀賞
2014 環境設計部門 優秀賞

趣味:カフェ・温泉・建築巡り、ドライブ


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