憧れのローズガーデンのある住まい

LIFESTYLE

憧れのローズガーデンのある住まい

JUL.19.2017

街なかでも雑誌でもグリーンを多く配したインテリアをよく見かけるようになりました。植物があるかどうかで、住まいの輝きが大きく違ってくるもの。さらに、彩り豊かなバラをプラスすれば、住まいがさらに華やかになります。

バラのある暮らしの魅力とそのヒントを2回にわたってお伝えします。

古くから暮らしを彩ってきたバラ

バラといえば、大輪の花、育てるのが難しいというイメージがありますが、実は花の大きさや色、木の高さなどバリエーションは数えられないほど。

1867 年に発表された「ラ・フランス」を皮切りに、一気に品種の開発が進み、今では繰り返し咲く四季咲きやニ季咲きなどのものも。バラの色や形、香り、そして開花のパターンや樹形なども様々なのです。

ローズガーデンの似合う家

ローズガーデンは永遠の憧れ。我が家を建てるときは、ローズガーデンを実現したいという声も多く聞きます。

三井ホームでエクステリアを担当する和気敬子さんは、家の設計図や完成予想図から、家のスタイル、外壁の色や質感を鑑み、庭や玄関までのアプローチを設計していくと言います。樹木だけのこともありますが、様々な品種のバラ、またアーチやパーゴラ(東屋)などと合わせたローズガーデンもたびたび提案してきました。

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欧米スタイルの家とバラが似合う訳

「三井ホームの家は欧米の伝統様式を基調にしたチューダーヒルズやフランスの香り漂うシュシュなど、欧米スタイルの家が多いこともあり、バラが本当によく似合います。お庭に提案させていただくと奥様から『わぁ素敵!』と感嘆の声をいただくことも多いです」と、和気さん。

バラも三井ホームも伝統を重んじながらも進化し続け、今日も美しく咲き誇っているというところが、贔屓目ながら相性がよい理由なのかも、と思っています」

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アプローチは香るバラでおもてなし

バラが持つ自然で芳醇な香りは、大きな魅力のひとつです。

例えば、家に訪れる人を、まずはバラの香りでおもてなしするのはいかがでしょうか。和気さんが玄関まわりやアプローチにおすすめするのは、『キャラメル・アンティーク』。アプリコット色の大輪で、何重にも花弁が重なる「カップ咲き」の華やかなバラです。フルーツを思わせるさわやかな香りは、男性女性問わず好まれます。

花壇やアプローチの両脇に配置すれば、通る人をふんわりと香りで包み、家族やお客様の心を弾ませてくれます。

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シーンを考えたガーデンデザイン

「家の向こう側に何があるのかしら、と、ワクワクさせる庭をつくりたいといつも考えています」。和気さんは、シーンに合わせてバラを選んでいくそう。

例えばアプローチでは、お客様がバラのアーチをくぐるシーンを思い浮かべて、とげがないバラや香るタイプのバラを。住まいに合わせてアーチを1つ、もしくは2つ3つと連ねるプランを。

フェンスやレンガ調の壁に演出するのであれば、半つる性と呼ばれる枝がしなやかなバラを。剪定によって形を作れる桃色の「ジャック・カルティエ」で、壁を覆うくらいにたっぷりと仕立てるそう。

また、庭が広くとれるときには、ドームやパーゴラ(東屋)を配置するのも、素敵です。パーゴラでバラやバラ越しの我が家を眺めながらお茶を楽しんだりするひとときは、格別です。

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「ローズガーデンは庭がないので難しそう」「うちはマンションだから取り入れられない」と、諦めないでください。次回は、鉢植えや寄せ植えなど、身近にバラを取り入れた暮らしのヒントをご紹介いたします。

<PROFILE>

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和気敬子

Keiko Wake

三井ホーム設計推進部エクステリア推進担当として、それぞれの家に合ったアプローチ、庭などをプランニング。自身も自宅で「ピエール・ドゥ・ロンサール」、「カクテル」、「ローズキング」、「キャラメル・アンティーク」、「ラブ」という品種を育てるバラ愛好家である。

受賞歴:2012年日比谷ガーデニングショー ライフスタイルガーデン部門金賞受賞
資格:JHSハーブインストラクター中級

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